芦ノ牧温泉 元湯


阿賀川沿いの断崖絶壁に、旅館やホテルが張り付くように点在する芦ノ牧温泉。行脚中の僧侶が、発見したと伝えられる温泉の歴史は1200年以上と大変古く、交通の便が発達するまでは、幻の温泉郷と呼ばれていた。近年では、鬼滅の刃に登場する無限城に酷似した旅館がSNSで話題となり、その名が広く知れ渡ることになった。
阿賀川に架かる橋から廃旅館を望む。ジブリ映画の、千と千尋の神隠しを彷彿させる外観は、訪れた人々の目に留まりやすい。しかし、景観を損なう廃墟が目立っている現状は、観光地にとって喜ばしいことではない。
廃旅館へ続く当時の道は、すっかり自然に還ってしまっている。藪をかき分けながら、薄らと見える道を頼りに慎重に崖を降りていく。
汗だくになりながらようやく到着。崖側から見てみると、至って普通の廃旅館といった感じだ。
​廃墟評価
美しさ   ★★★★★
残留物   ★★★☆☆
危険度   ★★★★★
珍しさ   ★★★☆☆
難易度   ★★★★★
総合評価  ★★★★★

安全に橋の上からでも眺めることが出来る。内部は期待を裏切らない。廃旅館ジャンルでは上位に入る美しさだ。