1㎞にも及ぶ弓なりの海岸線と、美しい白い砂浜、穏やかに打ち寄せる波の音。南伊豆町に位置する弓ヶ浜は、伊豆三大美浜のひとつで、白砂青松という言葉がよく似合う。気持ちがすっかり観光に傾いてしまいそうなロケーションだが、目的は勿論廃墟である。
後ろ髪を引かれつつ、傍にある廃病院へ。蔦に覆われ、全貌が全く見えない建物が姿を現した。先ほどまで見ていた美しい景色が、まるで嘘のようである。
大正12年(1923)設立の湊海軍病院。終戦後は厚生省へ移管となる。昭和22年(1947)には、国立療養所湊病院に転換された。昭和42年(1967)に、再び国立病院に転換され、国立湊病院となる。昭和61年(1986)に打ち出された再編計画を受け、平成9年(1997)に、共立湊病院として開院した。
廃墟評価
美しさ ★★★★★
残留物 ★☆☆☆☆
危険度 ★★☆☆☆
珍しさ ★★★☆☆
到達難易度 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★☆☆
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