山奥の古い廃校へとやって来た。
黒ずみ疲れ果てたような外観。
廃墟としての寿命は
長くないことが見て分かる。
1階は資材置き場になっていて
廃校の用途としてはよくあるパターン。
正面玄関のすぐ近くには
待合室のような部屋があった。
割れた窓から入り込んだ植物が
ベンチに腰掛けている。
淡い緑色に塗られた壁が美しい。
数字の位が書かれた階段。
日頃から目に入れば
覚えやすいのかも知れない。
残留物の乏しい教室。
窓は脱落し雨漏りも酷い。
そろそろ床には大きな穴が空くだろう。
2階の廊下の一番奥には
古いミシンが眠っている。
古き良き学び舎の思い出を
これからも紡いでいくだろう。
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