概要・歴史
崎戸島の最西端に位置する展望台からは、美しい五島灘を見渡すことが出来る。そのすぐ脇には、新しい展望台とは対照的に蔦に覆われた古い建物が残っている。その正体は、かつての旧日本海軍の遺構である。
聴音所とは潜水艦のスクリュー音などを傍受するための施設のことで、終戦までの7年間は実際に使用されていたという。案内板が無ければ、何の建物なのか見当も付かなかっただろう。
周辺・内部
中にも外にも階段は無い。外階段があったはずだが脱落してしまったのかもしれない。外観は古い発電所を思わせる。
内部には特に何かあるわけでも無く、無機質な空間が広がるばかり。戦争の記憶を後世に伝える傍らで、平穏を取り戻した海に今日も耳を澄ましている。
廃墟評価
美しさ B
危険度 C
珍しさ A
到達難易度 C
総合評価 B
展望台のついでに寄れる戦争遺構。長崎には、このような遺構が数多く残っている。
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