避暑地として人気の別荘地帯に
不時着したUFOが眠っている。
外観は黒ずみ放置されてからの
年月の経過を物語っている。
UFOの正体はフィンランドの
建築家が設計した携帯型の別荘だ。
事情を知らなければさぞ
不気味な光景だろう。
このFuturo実はかなり貴重で
日本には2棟しか存在していない。
1つはこの地で朽ち果て
もう1つは専門学校の敷地内で
綺麗に保管されている。
飼い猫と野良猫のように
生き別れた兄弟の運命は
全く別のものとなってしまった。
霧が一段と濃くなってきた。
「もう1人にしてくれ…」
そんな声が聞こえてきそうな
寂しい雰囲気が漂う廃墟だった。
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