八坂神社の境内に残る古い建物。
明治20年(1887)頃に旧士族が
写真館として建築したと言われている。
3連アーチのベランダに
下見板張りの外壁。
2階の上には塔屋があり
典型的な明治の擬洋風建築と言える。
所有者を変えながら
120年間に渡って写真館として
使用されていたことは他に例が無く
建築当時の姿をよく留めている。
山口県の有形文化財に登録されているが
建物は結構傷んでいる印象を受ける。
赤い屋根瓦が良いアクセント。
ガラス越しに中を覗いてみたが
現在も営業しているかはわからなかった。
時代は明治から令和へ。
当時から変わらない写真館は
変わりゆく町を見守っていく。
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