聖ソフィア白樺高原教会


標高約1500mに位置する白樺高原は、観光スポットの宝庫である。美しい山容から「諏訪富士」とも呼ばれる蓼科山や、高原を縫うように走るビーナスライン。ホテルや土産物屋が建ち並ぶ白樺湖周辺。標高が高いため夏でも比較的涼しく、1年を通して多くの観光客が訪れる。
白樺高原の人気スポットである女神湖。周辺には廃墟化した建物がやや目立つ。湖畔に残る廃教会もそのひとつだ。元々は、廃墟になっているホテルグランビュー蓼科に、併設されていた教会だった。
廃教会へと続く道の脇には、草木に埋もれかけたライオンの象が残っている。
女神湖、白樺、聖ソフィア、美しい言葉の響きだらけで目眩を起こしそうだ。挙式にはこれ以上無い、うってつけのロケーションだろう。
白樺の森に溶け込む美しい廃教会。純白という言葉がよく似合う。廃墟になった今でも、神聖な空気が漂っている。
近づいてみると傷んでいるのがよくわかる。
カビ臭いバージンロード。結婚式の途中で、突然廃墟になったかのようだ。
一時期保存活動が行われていたが、実現には至っていない。経年劣化は年々酷くなるばかり。再び愛を誓う日は、果たして訪れるのだろうか。
廃墟評価
美しさ   ★★★★★
危険度   ★☆☆☆☆
珍しさ   ★★★★☆
到達難易度 ★☆☆☆☆
総合評価  ★★★☆☆