東陵中学校


車を停めて歩くこと30分。不安になり始めた頃、ようやく校門が見えてきた。
「西都市立東陵中学校」と書かれている。ようやく到着だ。長かった…
閉校は昭和62年(1987)。体育館と校舎と古い木造の建物が残っている。
木造の建物からお邪魔しよう。かなり傷んでいるように見える。
古い校舎だろうか?用途がイマイチわからない。
柱には当番の文字。給食室なのかもしれない。
天井には大きな穴が空いている。倒壊は時間の問題だろう。
上から覗くとこんな感じ。見事に朽ちている。
新しい方の校舎は傷みが少ない。
両サイドに下駄箱がある。山の上の学校にしては生徒数が多かったようだ。
生徒の作品が残っている。何だかシュールだ。
険しい通学路を通って
登校する子供達は
足腰が鍛えられたことだろう。
教育熱心な先生と
山の豊かな自然。
良い環境に恵まれていた。
机の上には昭和の学級日誌。
賑やかだった教室は
静まり返っている。
閉校時に書かれたであろう
市長のメッセージ。

楽しかった思い出と共に
陸の孤島の校舎は
ひっそりと朽ちていく。